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初対面で好かれるための秘訣


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ここで話したいことは言い換えると「初対面で嫌われないための秘訣」になります。

何故か?これからゆっくり説明していきます。


近年中国は目覚しい発展を遂げ、日本との経済的なつながりは年々強くなっています。


しかし、それとは逆に政治面ではかつてないほど冷え切っていると言えます。(2006年1月現在)


中国の若者から年配の人までに限らず、初対面の日本人に対して政治的な話題を持ちかけることがよくあります。


しかしこの政治的な話題というのが曲者です。


主に聞かれる政治的な問題としては以下のものが挙げられます。

1、小泉首相の靖国神社参拝問題
2、(南京大虐殺などの)歴史問題
3、台湾問題



例えばあなたは初対面の中国人に「小泉首相の靖国神社参拝についてあなたはどう思われますか?」と聞かれたらあなたはなんて答えますか?

この答えは人によって様々だと思います。100人に聞けば100人とも違う意見かもしれません。

しかし、ここで注意してほしいことが1つあります。

それは、この質問は質問であって、質問ではないのです。
つまりあなたの意見を求めているわけではないのです。

もう少し分かりやすく言い換えると、

「小泉首相の靖国神社参拝についてあなたはどう思われますか?」

という質問は、

「あなたは私の味方ですか?それとも敵ですか?」

という意味でとって間違いないです。

だからもし友好的でありたいのなら、「敵だ!」と明確にアピールしないのが大切です。

つまり、もしあなたが質問された相手と違った見解を持っているとしてもスパッと自分の主張を断固たる態度で言わないほうがいいのです。

一つ勘違いしてほしくないのは、私は他人の考え方に意見をしたい訳ではありません。

政治的な問題はそもそも100人に聞けば100人とも違う意見になって当たり前だと思います。

だから突き詰めたらみんな違う意見なのです。

もしお互いの意見が完全に一致していないと友好が深めないならば、それはとても残念なことだと思います。

自分の意見を明確にするよりもあいまいにしていたほうがお互いにとっても良いことがあります。
この政治的問題はまさにそうであると思います。

「どんなことでも、お互いが意見をぶつけて、話し合えば、最後にはお互いの誤解が消えて仲良くなる」という考え方がありますが、この政治的な問題ばかりはそんなに甘くありません。

それほど先ほど述べた三つの政治的問題は、普遍的な中国人の心の中では断固として「我々は正しい!」と思っているのです。

さきほどの質問の受け答えについて、一つ私の体験談を話します。

半年前に大学の友人T君と中国に遊びに行った時のことです。

長距離電車に載っていた時、ある3人組の大学生グループと仲良くなりました。
しばらく何気ない話しをしていると、3人組の1人がT君に対して質問しました。

「小泉首相の靖国神社参拝についてあなたはどう思われますか?」

私は一瞬ドキっとしました。

実はY君は政治的な見解はかなりの右翼寄りであり、もちろん靖国神社参拝には大賛成だったのです。

「これは修羅場になるかも・・・」
私は猛烈に不安になりました。


この鋭い質問に対してY君は顔に微笑みを浮かべてこう言いました。

「ボクは政治的な問題はよくわかりません。ただはっきりしていることは、ボクは中国に対して友情を抱いていることだけです。」

その後のことは想像に難しくないと思います。
その場の緊張した空気は消え、代わりに友情と暖かさでいっぱいになったのです。

その後、日本へ戻るまでその三人組の大学生とは友好的な関係が続き、今でもたまに近況の報告メールが届きます。

私はあの日から改めてY君を見直しました。

彼は自分の主張を曲げたわけでもなく、嘘をついたわけでもありません。
ただあいまいにしただけです。

そしてそれによって、友情と賞賛を得ることができました。

Y君はなんの利害関係もただの大学生です。
それでもこのような賢明な選択をしました。

中国でビジネスを展開している、もしくはこれからビジネスで関わっていくなど、利害関係が大きい方にとっては、この問題をより慎重に答えるべきではないでしょうか。

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